「見守りサービスを使ってみたいけど、うちの親はスマホが苦手だから無理かな」
離れて暮らす親のことが気になり始めて、見守りサービスを調べていると、アプリやスマートフォンを使うサービスがたくさん出てきます。
でも親に聞いてみると、
「アプリって何?」
「スマホは電話くらいしか使わないよ」
「新しい機械はよく分からないからいらない」
と言われてしまう。

これ、かなり悩みますよね。便利なサービスを見つけても「親が毎日アプリを操作する」と書いてあるだけで、うちには無理かもと思ってしまいます。
でも、親がスマホを使いこなせなくても、見守る方法はあります。
見守りサービスを選ぶときに大切なのは、「親がスマホを使えるか」ではなく、「親が普段の生活をどこまで変えずに使えるか」です。
親自身は何も操作しなくていいサービスもありますし、ボタンを押すだけのシンプルなものもあります。
この記事では、スマホやアプリの操作が苦手な親でも取り入れやすい7つの見守り方法を紹介します。
親がスマホを使えなくても見守りはできる
最初に整理しておきたいことがあります。
見守りサービスにスマートフォンが登場するからといって、必ずしも親本人がスマホを操作するわけではありません。
例えば、
- 親の家にはセンサーだけ設置する
- 家電をいつも通り使ってもらう
- 親は専用ボタンだけ使う
- 離れて暮らす家族だけがアプリを見る
という仕組みもあります。

私なら「親に新しいことを覚えてもらう」より、「今まで通り生活してもらって、こちら側だけで確認できる方法」をまず探します。
スマホが苦手な親を見守る7つの方法
1.電話で定期的に連絡する
一番シンプルなのは電話です。
親がスマートフォンを使いこなせなくても、電話をかける・受けることなら慣れているという人は多いでしょう。
新しいサービスをいきなり契約する前に、
- 週に何回か電話する
- 曜日をある程度決めておく
- 兄弟や家族で連絡する人を分ける
といった方法から始めてもいいと思います。
ただし、電話だけでは「出なかったとき」に判断がつきにくいのが弱点です。
電話に出ないことが何度も不安につながっているなら、別の方法を組み合わせることも考えてみましょう。
2.家族で「見守り当番」を分ける
親に新しい機械を使ってもらう前に、家族側のやり方を変える方法もあります。
例えば兄弟が3人いるなら、連絡する曜日をなんとなく分けておくだけでも、一人の負担は減ります。
親にとっても「毎日見守りのために確認される」というより、普通の家族との会話として続けやすくなります。
3.親が操作しなくていいセンサー型を使う
親にスマホ操作を求めたくない家庭で、候補にしやすいのがセンサー型です。
家の中に設置したセンサーで人の動きなどを確認し、その情報を離れて暮らす家族側が受け取ります。
親は、普段通り生活するだけです。
センサー型のメリットは、親に「毎日これを操作してください」とお願いしなくても使えるものがあることです。
現在、セコムの「親の見守りプラン」には、生活動線上のセンサーで動きを確認する「安否みまもりサービス」があります。
ALSOKにも、室内のセンサーで日常動作を見守り、家族側へ情報を知らせるサービスがあります。
サービス内容は変わる可能性があるため、検討するときは各社の最新情報を確認してください。

スマホが苦手な親には、「新しい機械を使って」より「いつも通り生活していていいよ」の方が続けやすそうですよね。
4.普段使う家電を利用した見守りを使う
普段使っている家電の利用状況などを、見守りのきっかけにする方法もあります。
このタイプのよさは、見守りのために新しい操作を増やしにくいことです。
いつも使っているものを、いつも通り使う。
その情報を離れて暮らす家族が確認する、という考え方です。
ただし、「毎日必ずその家電を使う親なのか」など、普段の生活との相性は確認しておきましょう。
5.電話や訪問による見守りを利用する
機械を使わず、人とのやり取りを使って見守る方法もあります。
地域によっては、高齢者向けの電話、訪問、配食などを通して日常的なつながりを持つ取り組みがあります。
親が人と話すのが好きなら、機械を増やすよりこちらの方が合う場合もあります。
6.操作がシンプルな専用機器を選ぶ
「スマホは難しいけれど、決まったボタンを使うくらいなら大丈夫」という親もいます。
その場合は、多機能なスマートフォンより、用途を絞った専用機器の方が使いやすいことがあります。
選ぶときは機能の多さより、
- 普段の操作が少ない
- ボタンや表示が分かりやすい
- 充電などの管理が負担にならない
- 親本人が使いたいと思える
というところを確認したいですね。

機能が10個ある機械より、親が毎日使える機能が1個ある方が、見守りには役立つと思っています。
7.家族が遠いなら「現地確認」まで含めて考える
最後はスマホとは少し違う話ですが、離れて暮らしているなら考えておきたいことです。
センサーなどで「いつもと違う」と分かったとして、そのあと誰が実家へ行くのでしょうか。
実家まで10分なら、自分や兄弟が確認できるかもしれません。
でも、車で1時間以上、新幹線や飛行機で帰る距離なら簡単ではありません。
「異変が分かる仕組み」と「そのあと現地を確認する仕組み」は別々に考えておきましょう。
家族がすぐ行けない家庭では、必要に応じて現地確認を依頼できるサービスまで含めて比較する方法もあります。
7つの方法を比較するとどう違う?
| 方法 | 親のスマホ操作 | 親の負担 | 家族が遠い場合 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 電話 | ほぼ不要 | 少ない | △ | 低い |
| 家族で連絡 | ほぼ不要 | 少ない | △ | 低い |
| センサー型 | 不要なものあり | 少ない | ○ | サービスによる |
| 家電利用型 | 不要なものあり | 少ない | ○ | サービスによる |
| 電話・訪問型 | 基本不要 | サービスによる | ○ | サービスによる |
| 専用機器 | スマホ不要 | 機器による | ○ | 機器による |
| 現地確認型 | サービスによる | 比較的少ない | ◎ | 比較的高い |
「親に使わせる」より「親が何もしなくてもいい」を優先する
見守りサービスを調べていると、高機能な製品に目が行きます。
位置情報が分かる。
アプリで通知が来る。
いろいろな情報を確認できる。
確かに便利です。
でも、そのために親が毎日充電したり、アプリを開いたり、操作方法を覚えたりする必要があるなら、続かないこともあります。

見守る側には便利でも、親にとって面倒なら続かないですよね。「親が何をできるか」より「何もしなくても成り立つか」を見るようにしています。
見守りサービスを選ぶ前に親に聞いておきたいこと
サービスを決めてから親を説得するより、最初に希望を聞いておく方がスムーズです。
親が嫌がる方法を無理に選んでも、長く続けるのは難しくなります。
迷ったら「誰が操作するのか」を確認する
見守りサービスの説明を見るとき、まず確認したいのが「誰が操作するサービスなのか」です。
| 仕組み | スマホが苦手な親との相性 |
|---|---|
| 親が毎日アプリを操作する | △ |
| 親はボタンだけ使う | ○ |
| 親は普段通り生活するだけ | ◎ |
| 離れている家族側だけがアプリを見る | ◎ |
「アプリ対応」という言葉だけを見て候補から外さず、親側にどんな操作が必要なのかまで確認してみてください。
まとめ|スマホが苦手でも、親に合う見守り方はある
親がスマホやアプリを苦手としていても、見守りをあきらめる必要はありません。
電話でもいい。
家族で連絡を分担してもいい。
親が操作しなくていいセンサーを使う方法もあります。
大切なのは、高機能なものを選ぶことではありません。
親が今までの生活をなるべく変えずに続けられることです。

新しいことを覚えてもらうより、「今まで通りで大丈夫」と言える見守りの方が、お互い気楽に続けられる気がします。
そして、離れて暮らしていて自分がすぐ実家へ行けない場合は、「異変が分かるか」だけでなく「そのあと誰が確認するか」まで考えておくと、必要な見守りが見えてきます。
見守り方法全体を比較したい方は、こちらから順番に読んでみてください。
