帰省したら実家で見るチェックリスト!5つの場所と記録のコツ

実家の備え

年末に実家へ帰るので、親の様子を見ておきたいんです。どこを見ればいいのか分からなくて…。

この記事では、帰省のときに実家で見ておきたいチェックリストについて解説します。

結論から書くと、大事なのは探すことより記録することです。

一度の帰省で判断はできないので、次に比べられる形で残しておきます。

公的機関の注意喚起をもとに、短い滞在でも見られる順に並べました。

親を問い詰めずに済む聞き方も、あわせて紹介します。

帰省のチェックは、探すより記録するほうが役に立つ

帰省のときに、何か問題を見つけようと身構えてしまうことがあります。

ただ、数日の滞在で親の暮らしのすべては分かりません。

見つけたその場で判断すると、親と気まずくなるだけで終わります。

変化に気づくには、前回の様子と比べる材料が必要です。

写真とメモが残っていれば、次の帰省で違いが分かります。

その場では気になっても、季節や体調の都合ということもあります。

記録があれば、家族の間で話し合う材料にもなります。

短い滞在でも、決めた場所だけ見ると続けられます。

毎回同じ場所を見ると、違いにも気づきやすくなります。

はじめての帰省では、比べる相手がないので記録だけを残します。

この記事のチェックリストは、記録を残すための順番として使えます。

全部を見る必要はなく、気になる場所から始めれば十分です。

まずは、見ておきたい5つの場所から確かめます。

帰省のときに見ておきたい5つの場所

ここでは、暮らしの変化が出やすい場所を5つに分けて見ていきます。

どれも、短い時間で見られる場所です。

台所:火の元と食べもの

1つ目は、台所の火の元と食べものです。

鍋ややかんの底に焦げた跡が増えていないかを見ます。

グリルの受け皿に油や食べかすが残っていないかも確かめます。

台所で見ておきたいことです。

  • 鍋ややかんの焦げた跡が、前回より増えていないか
  • コンロのまわりに燃えやすい物が置かれていないか
  • 冷蔵庫に、期限が切れた食品が残っていないか
  • 同じ食品がいくつも買われていないか
  • 住宅用火災警報器が付いているか、点検ボタンで音が鳴るか

総務省消防庁は、住宅用火災警報器を10年を目安に交換するよう案内しています。

点検ボタンを押すだけなので、帰省のたびに確かめられます。

台所に警報器が必要かどうかは、地域の決まりによって違います。

管轄の消防署のページで、実家の地域の決まりを確かめられます。

警報器の設置時期は、本体に書かれていることがあります。

台所は、暮らしの変化が出やすい場所です。

気づいたことは写真に残し、その場で問い詰めないようにします。

火の元の備えは親を責めずにできる5つの備えでまとめています。

参照:総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」

玄関まわり:郵便物と足元

2つ目は、玄関と郵便受けのまわりです。

郵便物や新聞がたまっていないかを見ます。

不在票が何枚も残っていれば、受け取れていない荷物があるかもしれません。

玄関まわりで見ておきたいことです。

  • 郵便受けに、郵便物や新聞がたまっていないか
  • 不在票が何枚も残っていないか
  • 玄関の電球が切れていないか
  • 段差や靴箱のまわりに、物が置かれていないか
  • 手すりがあるか、ぐらついていないか

郵便物は、親の了解を得ずに開けないようにします。

気になるときは「一緒に見てもいい?」と声をかけます。

不在票がたまっていれば、再配達の手続きを一緒にしておきます。

受け取れていない荷物が続くなら、届け先を家族に変える相談もできます。

玄関は、外との行き来の様子が分かる場所です。

靴の減り方や傘の位置からも、外出の様子が見えてきます。

足元に物が増えていたら、通り道を空ける相談をします。

浴室と脱衣所:冬の温度差

3つ目は、浴室と脱衣所の寒さです。

消費者庁は、冬に高齢者の入浴中の事故が増える傾向があると注意を呼びかけています。

年末年始の帰省なら、夜の脱衣所に立って寒さを確かめられます。

浴室と脱衣所で見ておきたいことです。

  • 夜の脱衣所と浴室が、どのくらい冷えているか
  • 脱衣所に暖房器具を置ける場所があるか
  • 浴室暖房がある場合、親が使い方を覚えているか
  • 給湯器の設定温度は何度になっているか
  • 浴槽から立ち上がるときに、手をつける場所があるか

消費者庁は、湯温41度以下、つかる時間10分までを目安として案内しています。

温度計を置いておくと、次の帰省でも様子を聞けます。

脱衣所に暖房器具を置く相談も、寒い時期のうちにしておきます。

浴室暖房がある家では、使い方を一緒に確かめておきます。

冬の帰省では、水まわりの寒さを見ておきたいところです。

気づいたら、その日のうちに暖房の使い方を一緒に確かめます。

冬の備えは離れていてもできる5つの備えでまとめています。

参照:消費者庁「コラムVol.12 高齢者の事故 冬の入浴中の溺水や食物での窒息に注意」

寝室と床まわり:夜の動きやすさ

4つ目は、寝室と夜の通り道です。

夜中にトイレへ行くときの明るさや、床の物の多さを見ます。

親が実際に歩く道を、自分も歩いてみると気づきやすくなります。

寝室と床まわりで見ておきたいことです。

  • 寝室からトイレまでの通り道に、物が置かれていないか
  • 夜に足元を照らす明かりがあるか
  • 電気のコードが通り道を横切っていないか
  • 敷物の端がめくれていないか
  • 起き上がるときに、つかまる場所があるか

物を勝手に動かすと、親が探すことになります。

片づけるのではなく、置き場所を一緒に決めます。

動かした物は、どこに移したかを紙に書いて残します。

夜の明かりは、足元を照らすものを足すだけでも変わります。

夜の動きやすさは、本人には気づきにくい部分です。

だからこそ、たまに来る家族の目が役に立ちます。

片づけたい気持ちとの向き合い方は慌てて片づける前に確認したい5つのことでまとめています。

書類まわり:期限と未開封の通知

5つ目は、書類や通知のまわりです。

届いた通知が開けられずに積まれていないかを見ます。

更新の期限があるものは、切れていないかを一緒に確かめます。

書類まわりで見ておきたいことです。

  • 開封されていない通知が、たまっていないか
  • 保険証や診察券が、すぐ出せる場所にあるか
  • 更新の期限があるものが切れていないか
  • 支払いの案内が重なって届いていないか
  • 実家の鍵の予備がどこにあるか

中身の判断は、この記事では踏み込みません。

分からないことは、自治体や契約先の窓口で確かめます。

期限の近いものは、次に連絡する日をメモしておきます。

保険証の場所は、家族も分かるようにしておくと慌てません。

書類は、親の了解を得てから一緒に見ます。

勝手に開けると、あとで信頼を損ないます。

気になる通知は写真に残し、家に帰ってから調べます。

季節によって、見る場所は変わる

同じ実家でも、季節によって気になる場所は変わります。

帰る時期に合わせて、見る場所を選んでください。

夏の帰省で見ておきたいこと

お盆など夏の帰省では、暑さと食べものを中心に見ます。

親が冷房を使っているかは、部屋の温度で分かります。

冷蔵庫の中も、この時期はとくに確かめたい場所です。

夏の帰省で見ておきたいことです。

  • 部屋の温度が高くなっていないか、冷房を使っているか
  • 扇風機や冷房のリモコンが、手の届く場所にあるか
  • 冷蔵庫に、期限が切れた食品が残っていないか
  • 水やお茶が、すぐ飲める場所に置かれているか
  • カーテンや窓の開け方で、室温が上がっていないか

室温を数字で見られるよう、温度計を置いておく方法もあります。

電話のときに「今何度?」と聞ける話題にもなります。

冷房を使う日は、電気の使い方を気にしすぎていないかも聞いてみます。

夏は、部屋の温度と水分が見どころです。

冷房を使わない親には、責めずに理由を聞いてみます。

冷蔵庫の見方は帰省で見ておきたい5つのポイントでまとめています。

冬の帰省で見ておきたいこと

冬の帰省では、寒さと火の元を中心に見ます。

脱衣所や廊下の寒さは、夜に立ってみると分かります。

暖房器具の使い方も、この時期に確かめておきたい点です。

冬の帰省で見ておきたいことです。

  • 居間と脱衣所で、どのくらい温度差があるか
  • 暖房器具のまわりに、燃えやすい物が置かれていないか
  • 暖房器具のコードが、足元に引っかからないか
  • 湯たんぽや電気毛布を、無理な使い方をしていないか
  • 灯油を使う暖房なら、運ぶ手間が負担になっていないか

重い灯油を運ぶのが大変になっていれば、暖房の見直しを相談します。

寒さを我慢している場合も、責めずに理由を聞きます。

暖房の使い方を紙に書いて、見える場所に貼っておく方法もあります。

冬は、水まわりと暖房が見どころです。

火を使う時間も長くなるので、台所とあわせて見ておきます。

気づいたことは、帰る前に写真で残しておきます。

年末年始ならではの確認

年末年始の帰省では、休みの期間の備えも確かめます。

医療機関や店が閉まる日が続くので、その間の備えが要ります。

親が一人で過ごす日が増える時期でもあります。

年末年始に確かめておきたいことです。

  • 休みの期間に食べるものが、用意できているか
  • かかりつけ医の休診の期間を知っているか
  • 薬が休みの期間中に足りるか(本人と一緒に確かめる)
  • 困ったときに連絡する相手を決めているか
  • 近所で開いている店を、親が知っているか

薬の内容そのものは、かかりつけ医や薬剤師に確かめてもらいます。

連絡の相手は、家族の中で誰にするかを決めておきます。

帰省の最後に、次に電話する日を一緒にカレンダーへ書いておきます。

年末年始は、いつもの相談先が使えない期間があります。

その期間だけ連絡の回数を増やすのも、ひとつの方法です。

帰る前に、次に連絡する日を親と決めておくと安心です。

見るときの4つのコツ

チェックのしかたで、親の受け取り方が変わります。

同じことを見るのでも、順番と態度で印象が変わります。

次の4つを意識すると、角が立ちません。

  • 写真を撮って残す(次の帰省と比べるため)
  • その場で片づけず、置き場所は親と決める
  • 気づいたことは一度に言わず、1回に1つまで
  • 「見せて」ではなく「一緒に見てもいい?」と聞く
  • 気になった場所は、次の帰省でも同じ角度から写真を撮る
  • 親が話したことも、そのままメモに残す

写真は、日付が残るようにスマホで撮っておくと比べやすくなります。

家族と共有するフォルダを作っておくと、きょうだいとも見比べられます。

特に効くのは、一度に一つだけにすることです。

気になった点をまとめて伝えると、責められていると感じさせます。

残りは次の帰省まで置いておいても、たいてい間に合います。

責めずに聞くための言い方

見て気づいたことを聞くときは、自分を主語にすると伝わりやすくなります。

親の暮らし方を正す話にすると、話が続かなくなります。

次のような言い方に置き換えてみてください。

言い方の例です。

  • 「この鍋、そろそろ替えどきかな。一緒に見に行かない?」
  • 「火災警報器、10年が交換の目安らしいから押してみようか」
  • 「脱衣所が寒いから、暖かくして入れるようにしたい」
  • 「この通知、私も一緒に見てもいい?」
  • 「私が安心したいから、次に来るまでの決まりを作りたい」

どれも、親の失敗を持ち出さない言い方です。

道具や期限を理由にすると、話が進めやすくなります。

親が自分で気づいて言い出すこともあるので、間を置いて待つのも手です。

答えを急がず、次の帰省まで持ち越してかまいません。

伝える順番は、道具の話から入ると受け取りやすくなります。

聞き方を変えるだけで、同じ内容でも受け取られ方が変わります。

親が話してくれたことは、そのまま記録に残しておきます。

次の帰省では、その話の続きから始められます。

帰ったあとに家族でやる3つのこと

チェックは、帰ってからが本番です。

見たことを家族で共有し、次までにやることを決めます。

やることは3つに絞ると続きます。

帰省のあとにやることです。

  • 写真とメモを、きょうだいや配偶者と共有する
  • 次の帰省までに家族でやることを1つ決める
  • 連絡がつかないときの手順を決めておく

家族で同じ記録を持っておくと、次の話し合いが早くなります。

きょうだいが遠方なら、写真を送るだけでも状況が伝わります。

誰が何をするかも、このときに決めておきます。

連絡がつかないときに動く人も、あわせて決めておきます。

1つだけに絞ると、実際に手が動きます。

決めたことは、次の帰省のときに一緒に振り返ります。

決めたことは、次の帰省までに1つでかまいません。

暖房器具を送る、温度計を置く、といった小さなことで十分です。

続けていくうちに、実家の備えは少しずつ整っていきます。

気になった場所に、見守りの形を一つ足す

チェックで気になったことは、仕組みで補える場合があります。

家族が毎回見に行けない分を、道具や人に任せる考え方です。

気になったことと、足せる備えを並べてみます。

帰省で気になったこと足せる備え離れた家族に届くか
鍋の焦げ跡が増えていた火災を感知して知らせる仕組み警備会社なら届く
夜の通り道が暗く、物が多い親が助けを呼べるボタン押せば届く
連絡がつかない日があった動きがないときに通報する仕組み一定時間で届く
浴室と脱衣所が冷えていた暖房と、入浴後の連絡の決まり連絡が来なければ気づける

表のとおり、家族以外に知らせが届く形は警備会社の見守りです。

駆けつけまでの時間は、状況や地域によって異なります。

何をどこまで頼めるかは、資料で先に確かめられます。

帰省で気づいたことがあるうちに、資料を読んでおくと決めやすくなります。

親と一緒に読めば、どこまでやるかを親自身に選んでもらえます。

取り寄せるだけなら、契約の話には進みません。

必要な機能が分かってから、見積もりを取る形で十分です。

帰省の記録があると、必要な機能を選びやすくなります。

写真を見ながら相談すると、担当者にも実家の様子が伝わります。

必要のない機能まで付けずに済むので、費用も抑えやすくなります。

セコムの親の見守りプランは、火災の感知が基本サービスに含まれています。

台所の心配が大きい家なら、資料で対応の範囲を確かめられます。

※公式サイトに移動します

ALSOKのみまもりサポートは、親がボタンを押すと警備員が駆けつけます。

夜に動けなくなったときの備えとして、中身を資料で見られます。

※公式サイトに移動します

よくある質問

帰省のときのチェックについて、よく寄せられる質問をまとめました。

Q
短い滞在でも全部見られますか?
A

全部を見る必要はなく、気になる場所から1つか2つで十分です。

写真とメモを残しておけば、次の帰省で続きから見られます。

場所ごとの見方は帰省のときに見ておきたい5つの場所でまとめています。

Q
気づいたことを、その場で言ってもいいですか?
A

一度に全部伝えると、責められていると感じさせてしまいます。

1回に1つまでにして、自分を主語にして伝えます。

言い方の例は責めずに聞くための言い方で紹介しています。

Q
郵便物や書類は勝手に見てもいいですか?
A

親の了解を得てから、一緒に見るようにします。

勝手に開けると、あとで信頼を損なうことになります。

見方は書類まわり:期限と未開封の通知でまとめています。

Q
片づけてから帰ったほうがいいですか?
A

その場で片づけると、親が物の場所が分からなくなることがあります。

置き場所は、親と一緒に決めるほうが続きます。

考え方は見るときの4つのコツで整理しています。

Q
気になることが続くときはどうすればいいですか?
A

記録を続けて、変化が続いているかを見ます。

体のことで気になる点があるときは、かかりつけ医や自治体の相談窓口に相談してください。

仕組みで補う方法は気になった場所に、見守りの形を一つ足すで紹介しています。

まとめ:帰省のチェックは記録を残して、次の帰省と比べる

帰省のチェックで大事なのは、その場の判断ではなく記録です。

決めた場所だけを見て、写真とメモを残しておきます。

次の帰省で比べれば、変化に気づけるようになります。

まずは、次の帰省で見る場所を2つだけ決めてみてください。

台所と浴室から始めると、季節の心配にも備えられます。

探すより記録ですね。次の帰省では台所と脱衣所を見て、写真に残してきます。

セコムには、離れて暮らす親のための専用プランがあります。

帰省で気づいたことを、どこまで任せられるかを資料で確かめられます。

※公式サイトに移動します

ALSOKは、必要な機能をオプションで足していける形です。

小さく始めたい家なら、資料で組み合わせを見比べられます。

※公式サイトに移動します

見守りの方法全体は離れて暮らす親を見守る10の方法でまとめています。

タイトルとURLをコピーしました