
アレクサで実家の見守りができると聞きました。実家にネットもないのですが、できるんでしょうか…。
この記事では、実家の見守りにアレクサを使う方法について解説します。
結論から書くと、使えますが実家のWi-Fiとアカウントの用意が先に必要です。
センサーを足す場合は、通知を受けるための機器がもう1台要ります。
Amazonの公式ヘルプとメーカーの公開情報をもとに整理しました。
実家の環境に当てはめながら読んでみてください。
アレクサで実家は見守れるが、Wi-Fiとアカウントが先に要る
アレクサを使った実家の見守りは、機器を置くだけでは始まりません。
実家にWi-Fiがあること、そして親のアカウントを用意することが前提になります。
用意するものを並べてみます。
| 用意するもの | どこに必要か | ないとどうなるか |
| 実家のWi-Fi | 実家側 | 機器が外とつながらない |
|---|---|---|
| 親のAmazonアカウント | 実家側 | セットアップが進まない |
| 子どものスマホのアプリ | 子ども側 | 呼びかけや設定ができない |
| センサー | 実家側 | 動きがあったかが分からない |
| 通知を受ける機器(ハブ) | 実家側 | センサーの知らせがスマホに届かない |
見落とされやすいのが、センサーの通知には別の機器が要ることです。
センサーを買っただけでは、スマホに知らせが届きません。
ここを知らずに買うと、使えないまま箱に残ります。
アレクサを使った見守りの性格です。
家族が自分で仕組みを組み立てる形になります。
うまく組めば、月々の負担を小さくできます。
反対に、設定も見直しも家族がやることになります。
親が操作できなくても、子どもの側で設定できる手順が公式に案内されています。
ただし、倒れたときに人が実家へ向かう形は作れません。
そこは別の手段で埋める前提で考えます。
まずは、アレクサでできることから見ていきます。
アレクサでできる3つのこと
実家の見守りで使われているのは、おもに次の3つです。
どれも、親が操作を覚えなくても使えるのが利点です。
呼びかけて顔を見ながら話す
1つ目は、子どもの側からつないで様子を見ることです。
画面のついた機器なら、顔を見ながら話せます。
親が電話に出る操作をしなくても、つながります。
呼びかけで分かることです。
- 親が家にいるかどうか
- 声の調子や顔色が前と変わっていないか
- 部屋が散らかっていないか
- 食事をとった様子があるか
電話では分からない様子が、画面だと伝わります。
ただし、つながると部屋の中が映ります。
親に断りなく使うと、見られていると感じさせます。
いつ呼びかけるのかを、先に決めておきます。
親の側から止める設定もできるので、それも伝えておきます。
呼びかけは、親が操作しなくて済む連絡手段です。
スマホの操作が苦手な親にも向いています。
使う時間を決めておくと、お互いに気が楽になります。
画面に写真や予定を出す
2つ目は、画面を親の役に立つものにしておくことです。
家族の写真や、その日の予定を出しておけます。
見守りの機器だと感じさせにくくなります。
画面に出せるものの例です。
- 家族や孫の写真
- その日の天気と気温
- 病院や用事の予定
- 時刻と日付
写真が出ていると、機器を置くことへの抵抗が小さくなります。
予定を出しておけば、言い忘れを埋められます。
天気と気温は、季節の体調の話のきっかけになります。
ただし、画面を見るかどうかは親の習慣によります。
置く場所は、親が長くいる部屋にします。
画面は、見守りの道具に見せないための工夫になります。
親が自分のために使う形にすると、長く置けます。
置いてすぐは、使い方を紙に書いて残しておきます。
声で家族に連絡してもらう
3つ目は、親の側から声で連絡してもらうことです。
声で呼びかければ、家族につながる形にできます。
ボタンを探す必要がないので、親に向いています。
声で連絡する形の向き不向きです。
- 機器の近くにいないと声が届かない
- 名前の呼び方を覚えてもらう必要がある
- 倒れて声が出せないときは使えない
- 家の中の別の部屋からは届きにくい
日々の連絡には向きますが、緊急のときには頼れません。
倒れて動けないときは、声が出せないことがあります。
緊急の備えは、押して知らせる形のほうが確実です。
呼び方は紙に書いて、機器のそばに貼っておきます。
最初の数日は、一緒に練習しておきます。
声の連絡は、ふだんの用に向いた形です。
緊急のときの備えとは分けて考えます。
次は、つまずきやすいアカウントの話を見ていきます。
アカウントの決め方が最初の分かれ目
実家に機器を置くとき、いちばん迷うのがアカウントの扱いです。
公式に案内されている手順があるので、それに沿って進めます。
親のアカウントでサインインする
1つ目は、使う人のアカウントでサインインすることです。
Amazonの公式ヘルプでも、使用する方のアカウントで入る手順が案内されています。
子どものアカウントで入れると、買い物や連絡先が混ざります。
子どものアカウントで入れると起きることです。
- 子どもの買い物の履歴が実家の画面に出る
- 子どもの連絡先が実家の機器に入る
- 親が声で買い物をすると子どもに請求が行く
- 予定やリマインダーが混ざる
実家用には、親のアカウントを作るのが前提になります。
親がメールを持っていない場合は、作るところから始めます。
パスワードは子どもの手元に記録を残しておきます。
記録を実家に置くと、紛れてしまうことがあります。
あとで変える場合も、親のアカウントのままにしておきます。
アカウントは、親のものを用意するのが基本です。
ここを分けておけば、あとの手間が減ります。
参照:Amazon「家族のスクリーン付きEchoデバイスのセットアップを遠隔操作でサポートする」
贈るときは配送先を自分にする
2つ目は、贈りものとして送るときの指定です。
公式ヘルプでは、遠隔で設定するなら配送先を自分にする手順が案内されています。
そのうえでギフトの指定にすると、自分のアカウントと同期しなくなります。
公式に案内されている順番です。
- 配送先を自分の住所にする
- 配送の設定でギフトを選ぶ
- 届いたら自分の手元で設定する
- 設定が済んでから実家へ送る
この順にすると、子どものアカウントと結びつきません。
実家に直接送ると、親が自分で設定することになります。
操作が苦手な親だと、箱のまま置かれることがあります。
手元で設定してから送れば、電源を入れるだけで使えます。
機器の使い方を書いた紙を、一緒に入れておきます。
先に手元で設定しておくと、実家では電源を入れるだけになります。
どの機器にするかは、Echo・Alexaのストアで画面の大きさを見比べられます。
実家で設定するなら、滞在のうちに済ませておきます。
実家のWi-Fiは送る前に登録できる
3つ目は、実家のWi-Fiを先に登録しておくことです。
公式ヘルプでは、送る前に家族のネットワークへつなぐ設定ができると案内されています。
実家のネットワーク名とパスワードが分かれば、手元で登録できます。
先に聞いておくことです。
- 実家のWi-Fiのネットワーク名
- Wi-Fiのパスワード
- ルーターの置き場所
- 機器を置く部屋に電波が届くか
ネットワーク名とパスワードは、ルーターの本体に貼られていることが多いです。
帰省のときに写真を撮っておくと、あとで使えます。
機器を置く部屋まで電波が届くかは、実家で確かめます。
届きにくい部屋なら、電波を中継する機器を足します。
登録しておけば、実家では電源を入れるだけでつながります。
この手順を踏めば、親に設定を任せずに済みます。
操作が苦手な親でも、置くところまで進められます。
次は、センサーを足す場合の話です。
センサーを足すと動きが分かるが、通知には機器が要る
声やカメラではなく、動きだけを知りたい場合はセンサーを使います。
センサーは安く済みますが、落とし穴が1つあります。
人を感知するセンサー
1つ目は、人が通ったことを感知するセンサーです。
メーカーの案内では、廊下や居間に置くと通過を感知して知らせが届くとされています。
長い時間動きがないときにも気づける形です。
置き場所の例です。
- 寝室からお手洗いまでの廊下
- 親が長くいる居間
- 台所の入り口
- 玄関の内側
廊下に置くと、夜の行き来が分かります。
カメラと違って映像が残らないので、親の抵抗が小さくなります。
動きがあったかどうかだけで足りる家には向いています。
置く高さと向きで、感知の範囲が変わります。
ペットがいる家では、反応することがあります。
人を感知するセンサーは、映像を使わない見守りになります。
親に説明しやすいのも利点です。
ただし、動きの意味までは分かりません。
ドアや窓の開閉を見るセンサー
2つ目は、開け閉めを感知するセンサーです。
メーカーの案内では、冷蔵庫や寝室のドアに付けて知らせを受ける使い方が示されています。
窓に付ければ、閉め忘れにも気づけます。
付け場所と分かることです。
- 冷蔵庫:食事をとった様子が分かる
- 寝室のドア:起きた時間が分かる
- 玄関のドア:外出と帰宅が分かる
- 窓:閉め忘れが分かる
冷蔵庫に付けると、食事の様子が間接的に伝わります。
部屋の中を映さないので、親の負担が小さくなります。
開け閉めの回数だけから体調を判断はできません。
気になる変化は、かかりつけ医に伝える形にします。
付ける場所は、親の了解を得てから決めます。
開閉のセンサーは、生活のリズムが見える形です。
冷蔵庫と寝室のドアの2つから始めると分かりやすくなります。
ここも、映像は残りません。
通知を受けるにはハブが要る
3つ目は、センサーだけでは知らせが届かないことです。
メーカーの案内でも、通知の機能にはハブの製品が必要とされています。
センサーを買っただけでは、スマホに何も届きません。
買う前に確かめることです。
- 通知を受けるためのハブが要るか
- ハブは実家のWi-Fiにつなぐ必要があるか
- 対応するWi-Fiの種類が決まっているか
- 親のスマホが必要な製品ではないか
ハブは実家のWi-Fiにつなぐので、回線がないと使えません。
製品によっては、親のスマホの通信が必要なものもあります。
親がスマホを持ち歩かない家では、そこがつまずきになります。
買う前に、必要な機器の組み合わせを公式サイトで確かめます。
セットで売られているものを選ぶと、組み合わせを間違えません。
ここが、センサーでとくにつまずきやすい点です。
通知に要る機器まで含めて、費用と手間を見ます。
親のスマホに頼らない形はスマホが苦手な親を見守る方法7選でまとめています。
実家にWi-Fiがないと始まらない
ここまでの形は、すべて実家のWi-Fiが前提になっています。
実家に回線がない家では、まずそこを用意することになります。
用意のしかたは3つあります。
| 用意のしかた | 向いている家 |
| 残っている回線を使う | ルーターや契約が実家に残っている |
|---|---|
| 実家に回線を新しく入れる | 長く使う前提で、工事ができる |
| 通信を内蔵した機器に替える | 回線を入れずに1つだけ置きたい |
先に確かめたいのは、使っていない回線が残っていないかです。
固定電話の契約と一緒に、回線だけ生きている家もあります。
帰省のときに、電話のそばを見ておくと分かります。
回線を入れる場合に決めておくことです。
契約の名義を親にするか、子どもにするかを先に決めます。
工事の日に、誰が実家にいるかも決めておきます。
ルーターの置き場所と、電源の数も確かめます。
機器を置く部屋まで電波が届くかは、実家で試します。
長く使わない見込みなら、通信を内蔵した機器のほうが軽く済みます。
回線がない場合の選び方は見守りカメラをWi-Fiなしで使う4つの方法でまとめています。
アレクサとセンサーでできないこと
便利な形ですが、できないことがはっきりしています。
ここを知らずに置くと、いざというときに動けません。
できないことを並べたのが次の表です。
| できないこと | どうなるか | 埋めるには |
| 倒れたときに人が実家へ向かう | 知らせが来ても家族が行くしかない | 駆けつけまで含む形を足す |
|---|---|---|
| 声が出せないときに助けを呼ぶ | 声で呼ぶ形は使えない | 押して知らせるボタンを足す |
| 体調の変化を判断する | 数字が出ても意味は分からない | かかりつけ医に相談する |
| 知らせを24時間受け続ける | 仕事中や夜は気づけない日がある | 受け取る人を複数にする |
| 機器の不具合に気づく | 止まっていても分からない | 定期的に動きを確かめる |
いちばん大きいのは、人が実家へ向かう形が作れないことです。
知らせが届いても、遠方からはその日に着けないことがあります。
ここを埋める手段は、別に用意しておきます。
自分で組む形が向いている家です。
実家にWi-Fiがあり、設定を家族がやれる家です。
実家の近くに、頼める親族や知り合いがいる家です。
月々の負担を小さくしたい家にも向いています。
反対に、近くに頼める人がいない家では足りません。
親が一人暮らしで、転倒の心配がある家も同じです。
その場合は、人が向かう形を組み合わせます。
自分で組む形と、人に任せる形はどちらかではありません。
足りないところだけを埋める形で構いません。
親が自分で止められるようにしておく
置いたあとに大事なのは、親が止められると分かっていることです。
Amazonの公式ヘルプでも、端末の側で呼びかけをオフにする手順が案内されています。
家族や連絡先からの接続を止められる、という案内です。
参照:Amazon「特定のAlexa端末のコミュニケーション機能をオフにする」
- 呼びかけをオフにすれば、家族からの接続が止まる
- コミュニケーションをオフにすれば、すべての通信が止まる
- 止め方を親に伝えておくと、受け止め方が変わる
止め方を教えることは、信頼を残すための手順です。
いつでも切れると分かるだけで、抵抗が小さくなります。
切られたときは、理由を聞いて使い方を決め直します。
置く前に親と決めておきたいことです。
呼びかけをいつするのかを決めます。
画面に何を出すのかも、親と選びます。
センサーを置く場所は、親の了解を得てから決めます。
寝室や水まわりは、置かない前提にしておきます。
半年たったら見直してよい、という前提にします。
内緒で置く形にすると、見つかったときに関係がこじれます。
見守りと監視の線引きは監視と見守りの違いと親が嫌がらない4つのポイントでまとめています。
足りないところは人が向かう形で埋める
アレクサとセンサーは、ふだんの様子を知る形に向いています。
反対に、倒れて動けないときの備えは別に要ります。
役割を分けて考えると、組み合わせが決まります。
| 役割 | 向いている形 |
| ふだんの様子を知る | 呼びかけ・センサーの知らせ |
|---|---|
| 生活のリズムを見る | 開閉のセンサー・電気の使われ方 |
| 倒れたときに知らせる | 押して知らせるボタン |
| 人が実家へ向かう | 警備会社のサービス |
自分で組む部分と、任せる部分を分けておくのが現実的です。
全部を自分で組もうとすると、抜けるのは駆けつけのところです。
そこだけを任せる形でも足ります。
駆けつけまで考えるなら、先に確かめることが2つあります。
1つは、実家の住所が対応の範囲に入っているかです。
もう1つは、親がボタンを押せる場所に持てるかです。
到着までの時間は、状況や地域によって異なります。
実家に回線がない場合でも導入できるかも、あわせて確かめます。
資料を取り寄せるだけなら、契約は発生しません。
セコムの親の見守りプランは、握って知らせるボタンや安否をみまもる仕組みをオプションで選べます。
自分で組んだ仕組みで足りない部分を、資料で確かめられます。
ALSOKのみまもりサポートは、通信回線がなくても導入できると案内されています。
実家にWi-Fiがない場合でも始められるかを、資料で確かめられます。
2社の違いはセコムとアルソックの見守りはどっちが良いかで並べています。
よくある質問
実家の見守りにアレクサを使うことについて、よく寄せられる質問をまとめました。
-
Q実家にWi-Fiがなくてもアレクサで見守れますか?
-
A
実家のWi-Fiが前提になるため、まず回線を用意するか、通信を内蔵した機器に替えます。
使っていない回線が実家に残っていることもあるので、先に確かめます。
用意のしかたは実家にWi-Fiがないと始まらないで整理しています。
-
Q親のアカウントは新しく作ったほうがいいですか?
-
A
-
Qセンサーを買えばスマホに通知が届きますか?
-
A
-
Q親が呼びかけを嫌がったら止められますか?
-
A
-
Qアレクサだけで実家の見守りは足りますか?
-
A
ふだんの様子を知る形には向きますが、倒れたときに人が向かう形は作れません。
近くに頼める人がいない家では、別の手段を組み合わせます。
できないことはアレクサとセンサーでできないことの表で確かめられます。
まとめ:アレクサは使えるが、Wi-Fiとアカウントを先に用意する
実家の見守りにアレクサは使えますが、前提の用意が要ります。
実家のWi-Fiと親のアカウント、そしてセンサーなら通知の機器です。
ここを知っておけば、買ってから困ることがありません。
まずは、実家のWi-Fiがあるかを確かめてみてください。
あれば、画面のついた機器を1台置くところから始められます。
なければ、通信を内蔵した機器のほうが早く始められます。

センサーだけ買えばいいと思っていました。通知の機器まで含めて考えます。
自分で組む形は、月々の負担を小さくできるのが利点です。
足りないのは、倒れたときに人が向かう部分だけです。
セコムは実家の条件を伝えると、何を付けられるのかを示してもらえます。
自分で組んだ部分と重ならないように、資料で確かめられます。
ALSOKは3つのプランから、必要なものだけを足せる形になっています。
駆けつけの部分だけを任せられるかを、資料で確かめられます。
見守りの方法全体は離れて暮らす親を見守る10の方法でまとめています。

